草津温泉の中心には湯畑と呼ばれている源泉があります
日本一の自然湧出量を誇る草津温泉の中でも最も有名な源泉です

草津1

白根山の中腹に位置する草津温泉では
日本一の自然湧出量を誇るこの源泉湯畑を中心に
取り囲むように多くの温泉が軒を連ねています
兵庫県の有馬温泉・岐阜県の下呂温泉と並んで
日本三大温泉と呼ばれ古くから湯治場として
非常に根強い人気を誇っている温泉です

草津3

また草津温泉は白根火山の麓にあるため硫黄成分を多く含み
非常に酸性度の高い(PH2.1)温泉です
したがって雑菌などの消毒作用には抜群です
だから草津温泉は古くからたくさんの人々の心と体を
癒し続けてきたんですね

草津温泉の湯畑ではまた湯の花の採取が盛んです
湯畑を見ていると源泉が7本の木樋に通され
熱い源泉が外の空気に触れて冷やされることで
硫黄成分が析出し木樋の底に白い色の沈殿をします
これを2ヶ月に1度乾燥させて採取したものが湯の花で
そのほとんどは硫黄成分で出来ています
また湯畑が最後に湯の滝になって流れ落ちてから
共同浴場などへ向かいますが
草津温泉の湧出時の温度が非常に高く
それを適温にまで冷ます目的も湯畑にはありそうです
そんな湯畑も夜には幻想的にライトアップされていて
もうもうと湧く湯煙とあいまって幻想的な
風景を見せてくれます